最近読んだ本
魚住さんの初の大人向けの小説とか、紹介されてた、気がする。
短編が多数収録されている。
ひとつひとつが短いのではじめは物足りなさもあったけど、完成度が高いので途中で慣れた。
描写に共感したり思いを巡らせたりと、女性のための話だと思った。
男性がどう思うかはわからないけど。
「きのうの神様」 西川美和
短編集。地域(地方)医療に関する話。
淡々と紡がれる話。
決して軽い話ではないが、読むことを止められなかった。
ディアドクターというのは、映画の原作なのかと思ったが、
そういう分けでもなさそう(映画は見てない)。
「にんげんは夢を盛るうつわ」 森まゆみ
谷根千について書かれている。
小川糸の蝶々喃々を連想する。
4時間くらいかけて隅々まで散歩してみたくなった。
文章が綺麗で読みやすいエッセイだった。
エッセイだけあって著者の意思が語られる、視野が少し広がった気がする。
「きりこについて」 西加奈子
話の運び方は少し独特。だけど読みやすかった。
登場人物の視点がおもしろい。
少し、自分や周囲の人間を見直すきっかけになった。
「リテイク・シックスティーン」 豊島ミホ
暑苦しくない系、どっちかっていうと重苦しい系の青春小説、かな。
テンポが良くて読みやすくておもしろかった。
16歳の頃って・・・、私はリテイクはしたくないなぁ。。。
「ビールボーイズ」 竹内真
竹内さんの作品は、いつも爽快な風が吹いているように感じる。
テンポが良くて読みやすかった。
青春ものだけど、登場人物に密着しているわけじゃなくて、
長いスパンにわたってイベント(ビール祭り)ごとに書かれている。
エンターテイメント!って感じ。
「寒椿ゆれる(猿若町捕物帳)」 近藤史恵
近藤さんの作品は、文章が読みやすくて好きで手に取りやすい。
猿若町捕物帳シリーズは読んだ事なかったけど、
これより前のシリーズが見つからなかったので途中からでも読んでみる。
途中からでも問題なく、おもしろい。
私はミステリーはあんまり好きじゃないけど、
キャラクターがおもしろくて今回もさくさく読めた。
同シリーズのほかの作品も読みたい。
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トイレの神様っていう歌がはやったけど、○○の神様がきてるのか?
▲ by maokon | 2011-03-20 23:43 | 読書ランニング