負け犬の遠吠え(酒井順子)
ものすごい説得力。読んでいてなるほどなるほどと思う。しかし、そう思いながらも"負け"犬という言葉に反発して、"負け"てにないとにどうしてそう呼ぶの!と心の中で反論してしまう。しかしそう思っていた読者(=私)を最後の章で、そうかそうかと思わせる。論理的でくやしくても正しい、そう思わせられた。ベストセラーになったのも解るような気がする。しかし、"負け犬"="独身三十代(以上)の女性"と使われるのは、慣れなくて混乱するので嫌だとテレビを見ながら思う。ドラマ(?)があったらしいけど見る気もない。
by maokon | 2005-01-10 00:00 | 読書ランニング