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巨食症の明けない夜明け(松本侑子)

 ものすごくとばし読みをしてしまった。わからないのだけれど、摂食障害になった人がどんな気分なのか分かったような気がした。とりあえず、変な誤解というか一直線で単純な見方だけではない、むしろそれでは当人を圧迫するだけだけ、とわかった。
 主人公は過食症。本人はそれを巨食症と呼ぶ。満たされないという感覚がどれほど恐ろしく寂しいものなのか。読むと共感するかもしれないし発見するかもしれない、それは人それぞれだけど、みんなどこかに……といよりはいつか知る可能性はあるはず。

by maokon | 2004-12-22 00:00 | 読書ランニング

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