秋と夏に揺れて

 快晴だ。空が青い、それが濃い。日差しはつよくても、空気はひんやりとしている。風が肌に当たると涼しくも寒くも感じる。秋、が来ているといっていいはずだ。
 先日も、近くの運動公園をランニングしている途中に、私がゼイゼイ走っていると、ひらり、と一枚の枯れた葉が舞い落ちた。一瞬時が止まったように感じた。
 大学構内では、まだ夏と秋が入り混じっている。学生の服装の話。秋色の秋モノの服を着ている人と、まだ夏続行中の人がいる。私も、服を買いに行かなけりゃ。
 気づけば秋はあっという間に過ぎてしまう。冬が忍び寄るように。冷えてくると、それは秋の作用ではなくて冬がそろりと手を伸ばしているからだと思ってしまう。冬が好きだ。秋も好き。時がはやく過ぎてしまうと思っても、着実に道をとおっていくのだから、今を大切にしていきたい。
 そのうち、どんぐりの落ちる音が聞こえるようになるだろう。

 敬老の日。私はユニフォームを着て声を張り上げていた。半年に一度の、バドミントンの大会である。今回は会場の都合などにより、5校総当たり戦を一日で行うことになった。団体戦とは言え、一人2試合と考えて最低4人で行える。それを、4試合というのはかなりのハードスケジュールだ。
 私は、いつものように試合にはでることなく、審判や応援などの役目になる。単純に、人ってこんなに悔しがる者なんだと知る。普段の生活から感じていなかった、負けた後の「くやしい」や、せっている時の勢い・集中、気合のパワーが掛け声とともに私にぶつかってきた。体育会系…暑苦しいと思われることかもしれない。私は――なんだか今思うと馬鹿みたいで無力で情けないけど――感動して泣きそうになった。一生懸命な人の姿に打たれる。
 部活は首脳陣の学年によってカラーが変わる、というのが面白い。結果としては、5校中2位だった。うちの学校が所属するグループはとても弱いのだけれど、それでも2位は嬉しい。「くやしい」とこぼした一つ下の後輩が、一番喜んでいたのが印象深かった。私は、次のこの大会には、もうここを卒業している。寂しいような哀しいような、こうして通り過ぎていくんだ。けれど、きっともっと強くなっていくんだ、大丈夫だ、と思った。4年になったから見えたことだった。

 コンピュータを修理に出した。机が広くなった。
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by maokon | 2006-09-21 10:20 | 日記

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