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落ち漬いてきて

11月、あと今年も2ヶ月。

初夏から、勢いに任せた怒濤の日々を過ごし、
振り返らず、振り返ろうと思っても実行せず、
10月に下旬に、その夏の勢いのままはじめた読書で、
読書ってこんなに面白かったんだと思いだして、その後、
ようやく一周したかのように自分が戻ってきた。

夜は気温が冷えるようになってきた。
虫の声が聞こえる中で、
道路の喧噪から一路離れた住宅街の中
自分の部屋で静かさに巻かれる。

今日は今週のお弁当と夜の予定を確認して買い物に行った。
夜は、秋刀魚を焼いた。昨冬はまった大根の味噌汁も作った。
先日買った新米を炊いて、明日に向けてお弁当も作った。

自分の人生の第一の責任をとるのは自分、
昼間みたテレビ番組で言っていた一言がリフレインする。
どう存在すればいいのかわからない、駄目な事はない、なにを探しているんだろう?
はやく諦めてしまえばいいのに。人のせいにしない方法がわからない。
どうしようもできないのにいたたまれない。
ただ、感じている、かなしさとむなしさとばからしさ。
寝てしまえば明日が来るから、責任なんて訳のわからない事行ってないで、寝てしまえばいい。
その寝るまでの時間。

# by maokon | 2011-11-07 00:30

最近読んだ本

「ピンクの神様」 魚住直子

魚住さんの初の大人向けの小説とか、紹介されてた、気がする。
短編が多数収録されている。
ひとつひとつが短いのではじめは物足りなさもあったけど、完成度が高いので途中で慣れた。
描写に共感したり思いを巡らせたりと、女性のための話だと思った。
男性がどう思うかはわからないけど。


「きのうの神様」 西川美和

短編集。地域(地方)医療に関する話。
淡々と紡がれる話。
決して軽い話ではないが、読むことを止められなかった。
ディアドクターというのは、映画の原作なのかと思ったが、
そういう分けでもなさそう(映画は見てない)。


「にんげんは夢を盛るうつわ」 森まゆみ

谷根千について書かれている。
小川糸の蝶々喃々を連想する。
4時間くらいかけて隅々まで散歩してみたくなった。
文章が綺麗で読みやすいエッセイだった。
エッセイだけあって著者の意思が語られる、視野が少し広がった気がする。


「きりこについて」 西加奈子

話の運び方は少し独特。だけど読みやすかった。
登場人物の視点がおもしろい。
少し、自分や周囲の人間を見直すきっかけになった。


「リテイク・シックスティーン」 豊島ミホ

暑苦しくない系、どっちかっていうと重苦しい系の青春小説、かな。
テンポが良くて読みやすくておもしろかった。
16歳の頃って・・・、私はリテイクはしたくないなぁ。。。


「ビールボーイズ」 竹内真

竹内さんの作品は、いつも爽快な風が吹いているように感じる。
テンポが良くて読みやすかった。
青春ものだけど、登場人物に密着しているわけじゃなくて、
長いスパンにわたってイベント(ビール祭り)ごとに書かれている。
エンターテイメント!って感じ。


「寒椿ゆれる(猿若町捕物帳)」 近藤史恵

近藤さんの作品は、文章が読みやすくて好きで手に取りやすい。
猿若町捕物帳シリーズは読んだ事なかったけど、
これより前のシリーズが見つからなかったので途中からでも読んでみる。
途中からでも問題なく、おもしろい。
私はミステリーはあんまり好きじゃないけど、
キャラクターがおもしろくて今回もさくさく読めた。
同シリーズのほかの作品も読みたい。

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トイレの神様っていう歌がはやったけど、○○の神様がきてるのか?

# by maokon | 2011-03-20 23:43 | 読書ランニング

月明かり

昨日家に帰ってから慌ただしく夕飯の準備をすませたころ、
18:30から計画停電に入った。
家の中、周りの住宅、路上、それらの明りが消える。

なぜか、うちのアパートの廊下の電気だけこうこうと付いていた。
それも、20:00過ぎには消えてしまう(充電式だったのか、)。

1人でやることもなく暗いので
携帯電話のワンセグでNHKを視聴。
その間、時間は早く過ぎるも、
同じような報道が繰り返されているような気がして
電池の消費も考えて携帯電話も放る。

シーンと静かになるわけではなく、
近くの大きな道路からはタイヤの摩擦音が絶えず聞こえる。
上空では何かの飛行機が飛び空気を裂く音も聞こえる。

・・・外の方が明るい。
カーテンを開けると、向かいの家の壁が良く見える。
空を見上げると、星が瞬いている。
屋根の方が明るい。
身を乗り出して屋根の上を見ると、丸に近づいたお月さまだった。

月の明かりは、電灯程明るくはいが、町全体を白く照らす。
広く普く照らす光は太陽のようだった。

昔の人は、こんな明るい月明りで夜を過ごしていたのだと思うと、
羨ましくも思えてくる。
月の光を浴びていると夜も怖くない。

沁みるような寒さが続き、21:30に停電が終了。

節電を想いながらも、
いつもは台所の明かりで本を読みながら食事をするところを、
テレビを見ながらこたつ(スイッチoff!)机の上で、やっとの夕飯をいただく。
私も、所詮、欲にまみれた人間だ。

# by maokon | 2011-03-18 18:38 | 日記

詩未満

(2010.9.21)
大人だからお金


もうすっかり明るくなった世界、
ぬるい気温、
朝より昼の方が近いんじゃないかと思う、
そんな時間に出勤。

家を出るとすぐに私の歩く前を、
二人の男の子が横切る。
背が大きい方が、背の小さい方の手を握って前に引っ張る。
二人は笑っておらずしゃべってもおらず、ぶらぶらと進む。
小学校へ向かうのだろう、
横切った先の細い路地へ消えて行った。

とたんに、羨ましくなる。
今の自分のしがらみから抜けだしたくて、頭がぼうっとする。
私はこれから自分の時間を売りに会社へ行くのだ。
時間を売って対価を得なければ、生きていかれない。
今住む家の家賃は8万円もする、そんなの払えない。

守られて生きているわけじゃない、
自分で対価を得ることができる大人なのだ。

# by maokon | 2010-09-29 12:32 | 日記

冷静に前向きに

一縷の望みをかくて、なくしものを落としたかもしれない駅へ行った。
「ないですね」と残念な返事をもらうのが怖くて行きたくなかった。
でも、冷静に回りを見つめて冷静に行動するなら、行くべきだと考えた。
駅にも、駅ビルのデパートにも、届いてなかった。
盗まれるようなものでも、消えてしまうほどやわで小さなものでもないのにどこにあるんだろう。
連日の雨に濡れて、誰にも認められずにひっそりと廃れていくんだろうか。
胸が苦しくなった。




自分を認めて好きになって視野を広げる。
毎日の楽しさを自覚すること。
そうやって毎日を自分で作っていくことが必要だ。
以前、私はそれができていた時があったんだから大丈夫。
冷静に。

きっと揺らいでひどい事を言ってしまうから、大切な人には連絡しない。
流されないように、帰り道に買い物したりお酒買うのも我慢する。
人といるときは自分のことは考えてはだめなんだよ、言いきかせる。
冷静で前向きな私を作り上げるために。
頑張ろう。

# by maokon | 2010-09-28 19:11 | 日記